第59回グラミー賞
disguiseメディアサーバー、第59回グラミー賞授賞式のビジュアルにインパクトを加える
第59回グラミー賞は、アデルの5部門受賞が見出しを飾りました。舞台裏では、ステージの大スクリーンにマッピングされたdisguiseメディアサーバービデオが、アデルなどのトップアーティストによるダイナミックなパフォーマンスに合わせたインパクトあるビジュアルを提供しました。
ジェームス・コーデン司会によるグラミー賞授賞式は、ロサンゼルス市ステイプル・センターからCBSがライブ中継しました。SDI VFCカードを搭載し、14.2ベータ版ソフトウェアを稼働する4台の4×4prosが、2台の2×2plusシステム(1台はマスター、1台はサブ)と共に使用されました。
「disguiseのおかげで、かつてないほどの柔軟性を手に入れました。そこに入り込んで、アーキテクチャをマップすると、光が実際のセットから刺してくるようでした。また、アーキテクチャを詳細に描くこともできました。」
コンテンツ管理機能、メディアマッピング機能、業界トップのリアルタイム・シミュレーションから、disguiseメディアサーバーが選ばれました。10Gコンテンツネットワーク、ネイティブ4k出力およびネイティブSDI出力は、他のサーバーシステムとの違いを生みます。
Brian Stonestreet氏がデザインしたステージには、2つのメインのステージパフォーマンスエリア、受賞セレモニーとパフォーマンスを繋ぐ部分、円形の“ディッシュ”パフォーマンスステージがありました。ポートレートモードの7つの高解像度LEDウォールが、左右両端にLED舞台ユニットを擁した2つのメインステージに広がります。それぞれのステージは、両側から現れる大きな壁で閉鎖したり、開いて全ステージを見せたりできます。“クローズダウン”は、ショー全体でプロジェクション画面として機能しました。
「ショーの規模が拡大し、スクリーンの解像度が高くなるにつれて、1つのシステムとして考えられるメディアサーバーが必要になります。1つのシステムでLEDとプロジェクション・キャンバスを管理し、プレビューするのに、disguiseはとても役立ちます」とアデル、ビヨンセ、ケイティ・ペリーのパフォーマンスを担当したスクリーン・プロデューサーのDrew Findley氏は説明します。
8つのパフォーマンスを担当したスクリーン・プロデューサー兼クリエイティブ・コンサルタントのRaj Kapoo氏は次のように話します。「今年は、様々な方法で変化し、甦るサーフェスとしてクローズダウンを扱ってみました。セットのアーキテクチャを使ったり、現実とビデオの融合を試みたりしました。」
これらの機能により「パフォーマンスによって変化する大きなサーフェスを使い、より大きな視覚表現を実現しました。授賞式の間、disguiseがマッピングするショーのアーキテクチャの一部、巨大なビデオサーフェスとなる大きな舞台の中を飛び回ることができました。このショーでは、新たな存在感と新たな視覚的語彙を示すことができました。」
disguiseの柔軟性は、リハーサル中のクリエイティブな変更を容易にした、とスクリーン・プログラマーのMatthew Cotterは話します。「アーティストのリハーサルでは、最後の最後まで、コンテンツの変更が発生します。disguiseにより、制作チームは初めて、ライティング、メディア、舞台、パフォーマンスの要素をカメラで見ることができました。コンテンツのバージョニングとフレームの置き換えにより、メディアアセットを素早く置き換えることができました。」
disguiseの「クローズダウン・プロジェクション用のUVマッピングでは、プロジェクターの場所を問わずに、デザインしたコンテンツを正確にマッピングすることができます。コンテンツフレーム置き換え機能を初めて使用しましたが、その柔軟性にはとても満足しています」とFindley氏は言います。
Cotter氏は、disguiseの「タイムライン環境の熱烈なユーザー」になったと言います。彼はシステムのQuickCal機能を使ってプロジェクターを素早く調整し、「14.2ベータ版の性能を試し」ました。
disguiseメディアサーバーのコンパクトなサイズは、機器の要件を合理化したとCotter氏は続けました。「disguiseは、わずかなスペースで多くの出力を供給しました。今年のショーでは、16フィード+バックアップを使いました。以前のアプリケーションだったら、ラックケース10以上になっていました。disguiseでは、2~3個で収まりました。」
Cotter氏は、disguiseのオンサイトサポートについても称賛します。「リハーサル週の間ずっと、disguiseから来た2人が、質問や問題に対応してくれました。」
クレジット
- プロデューサー画面
Drew Findley
- スクリーンプロデューサーとクリエイティブコンサルタント
Raj Kapoor
- 画面プログラマ
Matthew Cotter
- 技術管理者
John Pritchett
- スクリーンのテクニカルディレクター
Allan Wells
- disguise サーバープロバイダ
E-Ticket Studios, Inc.